アルミ溶解・合金工場

当社は、アルミ溶解・合金工場を保有しており、買取や回収した鉄・非鉄金属類からアルミニウムを分別して溶解・鋳造を行い、アルミニウム二次合金地金を生成してメーカーへの販売を行っております。アルミのリサイクルを積極的に進め、持続可能な社会の形成と地球環境の保護に貢献しています。

リサイクルの流れ

アルミのリサイクル

アルミニウムは、日本で年間約400万トンが消費されています。そのうちの約40%は、リサイクルにより再生された「アルミニウム二次合金地金」です。アルミニウムはリサイクルに非常に適した素材であり、省エネルギーへの貢献と限りある資源の有効利用ができます。収集されたアルミから再生地金をつくるエネルギーは、ゼロから(原料のボーキサイトから)新しい地金をつくる時のエネルギーの3%で可能であり、97%ものエネルギーが節約できます。

  • オレンジの部分が江口金属が行っている工程です。

合金生成の工程

合金生成の工程

買取・収集 ~ 選別

アルミ製品のスクラップは、自動車などのホイールおよびエンジン部品・印刷板・建築廃材・アルミ缶・ラジエーター・CD・ハードディスク・電線および切り粉など多種多様です。収集の際には、異なる金属や材質の混入がないか、念入りな選別と品質調査を行っています。

溶解 ~ 鋳造

回収・分別されたアルミスクラップを溶解炉に投入して溶かします。しかし、スクラップは多種多様で成分は一定ではないため、成分調整を行う必要があります。また、製品の欠陥を発生させないために、溶けたアルミに含まれるガスや金属以外の不純物などの管理も万全を期しています。

検査 ~ 二次合金地金

品質や不備などないか徹底した検査を行い、二次合金地金としてメーカーへ販売します。